テストの採点作業が苦痛だというのは、教師の間では共有されている想いです。可愛い教え子の答案をチェックする作業が苦痛とは何事だと怒る人もいるかもしれませんが、何十枚もの答案用紙をチェックするというのはかなりの労力がかかるもので、苦痛に感じるのは仕方ありません。学校によっては一人の教師が200枚・300枚というような答案用紙をチェックする必要があり、処理するのに数日かかることもあるほどです。このように大変な作業である採点業務ですが、近年これを効率化してくれる素晴らしいソリューションツールが登場してきています。

自動採点システムと呼ばれるもので、現在導入する学校がどんどん増加しています。自動採点システムは、現在のところ完全に採点を自動化できるというところまではいっていませんが、それでもかなり採点の能率を上げることができるのは間違いないです。解答をパソコンの画面に一覧表示して、ワンクリックでサクサクと丸付けをしていったりできますし、記号問題なら一挙に自動採点もできます。自動採点システムが教師に好評なのは、単に採点作業を効率化できるからという理由だけではありません。

データを手元に残せるというのも人気の秘密です。従来の紙の答案用紙の場合だと、返却したらデータは手元に残りません。しかしデジタルデータならずっとパソコン内に残しておけます。また分析ツールでテストの統計を出したりすることも簡単で、授業の改善や生徒のサポートに活用でき便利です。